鮮鶴平和賞
制定の意味
高貴な犠牲と献身を厭わない方々を発掘し 鼓舞激励することで平和を希求する世界のすべての人々に希望の灯を灯そうとしています。
"鮮鶴平和賞"は、「人類一家族(One Family Under God)」の平和世界実現のために全生涯を通して超人種、超宗教、超国家運動を展開してこられた故文鮮明先生の平和思想と維持を宣揚するため、婦人である韓鶴子総裁の提案で制定されました。
人類が夢見る平和の世界は地球村のすべての国家間の政治、軍事的平和はもちろんその その基底を成す「人性の成熟」を通した「家庭の価値」と「婚姻の神聖性」及び「孝の価値」を守ることから、多様な社会的価値と利害集団間の和解·共生·協力に加え、環境·生態系の保存と管理に至るまで全方位的なものです。
また、平和こそ人類が長い歴史を経て、中断なく追求してきた最上·最後の価値であり、念願です。この崇高な価値と念願を実現させるには、多くの人々の犠牲と献身が必要です。
私たちは、鮮鶴平和賞の制定を期し、平和のために各界からこのように尊い犠牲と献身を厭わない方々を発掘し、鼓舞し、励ますことで、平和を希求する世界のすべての人々に希望の灯を灯したく思います。
"鮮鶴平和賞"授賞は、平和を愛する世界人として生涯を終えた文鮮明先生の遺志を称え、継承するため、大韓民国ソウルにて挙行いたします。
鮮鶴平和賞のビジョンと価値
平和のビジョン
神様の下の人類一家族
未来世代の人類共同体の平和を目指す鮮鶴平和賞は、地球上に存在する多くの苦痛と葛藤、及び破壊的現象を癒し、平和に対する複合的な未来のビジョンを構築するために制定されました。
21世紀の持続可能な平和は、全世界的な相互関連性を念頭に置きながらも、具体的な時空間的な条件で発生する非平和的条件を治癒することで実現できます。これに対して鮮鶴平和賞は、「人類一家族」の平和のビジョンを基盤に、競争と葛藤ではなく、連帯と共存、疎通に基づいた未来の平和を目指します。
鮮鶴平和賞は、人間に対する尊敬と愛を悟らせ、平和を害するすべての葛藤を愛で和合し、人間と生態が美しく共存する世界を作る上で、顕著な貢献をした個人や団体に贈られます。
平和の価値
・全人類が人間らしく生きていける基本的な権利を享受できるように、貧困、疾病、教育問題を解決する活動に注目します。
・人と人との間、宗教と宗教の間、国家と国家間の葛藤を平和的に乗り越える活動に注目します。
・自然生態と人間の持続可能な共存のために、気候変動、生物の多様性、エネルギー枯渇問題を解決する活動に注目します。
受賞者
第一回 共同受賞者
モダドゥグ・ヴィヤイ・グプタ(Modadugu Vijay Gupta)
未来の食糧危機の代案、青色革命の先駆者
国際機構養殖プロジェクト諮問
1939.8.17.インド出生
インド カルカッタ大学 生物学博士
第一回 共同受賞者
アノテ・トン(Anote Tong)
気候危機の最前線で平和を作るグローバルリーダー
キリバシ共和国大統領に再選
1952.6.11.キリバス ライン諸島ファニング島出生
英国 ロンドン政経大学経済学修士
第二回 共同受賞者
ジノ・ストラダ(Gino Strada)
難民及び戦争の犠牲者たちの「治療を受ける権利」を守り抜いた英雄
スーダン·サラム心臓外科センター外科医
2004. バシリカータ大学、名誉工学博士
2006. コロラド大学、名誉人道主義の博士
第二回 共同受賞者
サケナ・ヤクービ(Sakena Yacoobi)
難民の再定着の根本的な解決策を提示した「難民教育」の母
アフガニスタンの教育家
2008. ロマリンダ大学 名誉 人道主義サービス 博士(米国カリフォルニア)
2010. サンタクララ大学 名誉 教育博士(米国カリフォルニア)
2013. プリンストン大学 名誉 法学博士(米国ニュージャージ)
第三回 共同受賞者
ワリス・ディリー(Waris Dirie)
女性割礼問題を全世界に公論化した人権運動家
女性割礼の撤廃、人権活動家、スーパーモデル
1965年 ソマリア出生
トップモデル、俳優、活動家、作家、兼 割礼の根絶のための人権広報大使
2002年 デザート・フラワー財団設立
第三回 共同受賞者
アキンウミ・アヨデジ・アデシナ(Akinwumi Ayodeji Adesina)
農業革新とグッドガバナンスでアフリカ発展を促進
農業経済学者、アフリカ開発銀行総裁
1960. 2 6. ナイジェリア アバダン出生
アメリカ パデュー大学 農業経済学博士
第四回 共同受賞者
パン・ギムン(Ban Ki-moon)
持続可能な世界のためのリーダー
出生 1944. 8. 1, 大韓民国
パン・ギムン元国連事務総長は2006年韓国人としては初めて国連事務総長に就任し、二度の任期を成功的に遂行し、人類平和に大いに貢献した。 彼は気候変動の深刻性を全世界に大きく浮き彫りにさせ、人類史に記念碑的措置である「2015パリ気候協定」を成功的に引き出した。 また、世界各国が共同で推進していく発展目標(Sustainable Development Goals、SDGs)を採択し、人類共同繁栄のマスタープランを提示し、両性平等と児童の保健増進に向けた世界的な戦略を実行することに大きく貢献した。
第四回 共同受賞者
マッキー・サル(Macky Sall)
アフリカ グッドガバナンスのモデル
マッキー・サル セネガル大統領は、アフリカでグッドガバナンスの典型を見せている指導者だ。2012年、セネガルの大統領に当選して以来、長期独裁と貧困が蔓延したアフリカ大陸で模範的に大統領任期を短縮して、透明な政策で経済復興を成し遂げ、周辺国家に成熟した民主主義を拡散させている。
第四回 共同受賞者
ムニブ・A・ヨウナン宗教和合の先駆者
出生 1950. 9. 18, エルサレム
ムニップ・ヨウナン ルター教主教は、宗教間の対話と和解が人類平和のための根幹だと信じ、全生涯を宗教和合に献身した先駆者だ。 1950年エルサレムでパレスチナ難民として生まれたユンナン主教は1976年にルター派聖職者に任命されて以来、40年以上、中東地域でユダヤ教・キリスト教・イスラム教の和合を促進してきた。 特に2010年から2017年までにルター派世界連盟議長に献身しながら、異なる信仰を持った宗教指導者らと幅広いネットワークを構築し、世界的次元で宗教の和合を先導した。