アセンブリ2001
「アセンブリ2001」をニューヨークで開催
文総裁が世界平和実現の4つのポイントを指摘
「地球規模の暴力:危機と希望」をテーマとした世界平和超宗教超国家連合(IIFWP)と世界NGO連合(WANGO)の国際会議「アセンブリ2001」が、10月19日〜21日にかけてニューヨーク市内で開かれ、世界各国から約450名の政治家、宗教指導者、学者、言論人、NGO関係らが参加した。20日午前に開かれた開会総会では、ダン・クエール元米副大統領、アブドゥルラフマン・ワヒド前インドネシア大統領、リバティ大学総長のジェリー・ファウエル牧師らがスピーチしたのちに、文鮮明総裁が「神のみ旨からみた世界平和への道」と題する創設者講演を行った。
文総裁は、「9月11日にニューヨーク、ワシントンDC、ペンシルバニアで起こった悲劇は、世界全体に大きなショックを与えました。平和と安全に対する懸念と共に、私たちは現代文明と人類の未来に関する根本的で深刻な問題について考えるようになりました」と前置きした上で、人間の憎悪や葛藤の根が一体どこにあるのかと言えば、それは人類始祖アダムとエバの家庭にあるのであり、神をを中心とする理想の家庭が失われてしまったことにすべての原因があると強調した。
そして世界平和へ至るための4つのポイントを、以下のように述べた。
�@私たちは他者の為に生きなければならない。神を中心とする真の愛は、あらゆる国境や宗教の壁を越える、超宗教超国家的なものである。
�A家庭こそ平和な国家、そして究極的には平和な世界を築くための基本単位である。宗教や民族の壁を越えた「交差祝福」による結婚が、真の世界平和をもたらすための究極の方法である。
�B宗教間の和解と協力が、世界平和の為に不可欠な条件である。
�C世界平和を実現する上での国連の役割の重要性を再度強調しなければならない。
昨年すでに国連の上院としての宗教議会を作ることを提案したが、今こそ国連は一国の利益を追求するための政策と外交の力を超越した次元に到達しなければならない。
文総裁が世界から集まった指導者たちに対して、平和運動の先頭に立って歩むよう強く促してスピーチを終えると、万雷の拍手によって聴衆に受け入れらた。 20日夜のディナー・プログラムでは、異なる人種・宗教を代表する人々が橋の両側から歩み寄って抱擁し合う、「平和の橋」のセレモニーが行われ、イスラム教とキリスト教、イスラム教とユダヤ教、白人とネイティブ・アメリカンなどの組み合わせの兄弟姉妹が誕生し、お互いを隔てていた壁を取り除くための交流を開始することを誓い合った。