中南米希望前進大会
ブラジル・サンパウロ 2018年8月4日
中南米希望前進大会
ブラジル・サンパウロ 2018年8月4日
人類に希望を与える「神中南米」に
2018年8/4午後(日本時間5日未明)、ブラジル・サンパウロにある「アリアンツ・パルケ・アリーナ」に韓鶴子総裁(真のお母様)をお迎えして、「中南米希望前進大会」が開催されました。中南米33か国から、宗教指導者や平和大使、教会員をはじめ、地元の若者たちが多数参加。大会の模様はインターネット中継を通して世界各国に生中継されました。基調講演の中で韓総裁は、「人類文明史から見た天の摂理の終着点」について説明され、「天が祝福したこの大陸が、天の前に責任を果たし、神様に侍った『神中南米』になることを祝願します」と激励されました。
■トリニダード・トバゴ前大統領が祝辞
ブラジルで人気の男性デュオ「フェルナンド&ソロカバ」の歌と演奏に続き、地元の少年少女による「テコンドー」の演武が披露され、会場の雰囲気が盛り上がる中、大会は始まりました。
司会のセザール・ザドゥスキー博士の「歓迎の辞」に続き、トリニダード・トバゴ共和国のアンソニー・カルモナ前大統領が祝辞を述べ、以下のように若者たちを激励しました。
「私は中南米の可能性を確信し、皆が誇らしく思える国家を築けると固く信じています。若者たちは自らの力を過小評価しないでください。1人1人の力が大切なのです。夢や希望を捨ててはいけません。皆さんは、世界に大きな変化をもたらす力をもっているのです!」
続いて、サンパウロ州のル・アルクミン教育部副長官が登壇。「家族」をテーマにした作文コンクールで優秀な成績を収めた中高生(3人)と、その学校の代表者が表彰されました。また今大会で、最も多くの学生が参加した学校が表彰されました(バス19台で参加)。
中南米33か国の国旗をもつ青年たちが入場し、ステージ上に旗が掲げられたあと、各界の指導者がステージに着席しました。
■宗教和合を象徴した「宗教修交式」
「千の声合唱団」が「リパブリック讃歌」などを迫力ある歌声で披露。モンテイロ・ロバート市のダニエラ・サントス・ブリトー市長が挨拶に立ち、「皆さんは『家庭が社会の基礎であり、家庭から平和が始まる』との信念をもっています。家庭の価値を貴ぶこのようなイベントは、私たちに希望をもたらします」と感謝の意を表しました。
宗教和合を象徴する「宗教修交式」では、カトリック、プロテスタント、イスラーム(イスラム教)、ユダヤ教、仏教、ヒンドゥー教、家庭連合などの代表が、水が注がれたコップを持ち、順にその水を舞台中央のガラスの器に注いで、川の支流が本流に合流して一つになっていくさまを表現。皆でガラスの器を囲み、器に手を添える中、代表者が祈祷を捧げました。
中南米33か国から集った聴衆に講演される韓鶴子総裁
真の父母様のご生涯と世界的な業績を紹介する映像の上映後、「平和の擁護者」として紹介された韓鶴子総裁が、文善進・世界平和統一家庭連合世界会長と共にご入場。約35分間にわたって基調講演(別記)をされました。
講演後、韓総裁はコスタリカ共和国のホセ・アルファロ・ヒメネス元国会議長夫妻から花束を受け取られ、笑顔で会場に手を振りながら退場されました。その後、豪華賞品が当たる抽選会が行われ、盛況のうちに大会は閉幕しました。
韓鶴子総裁の基調講演(要旨)
全世界で起きている問題や、私たち人類に未来があるのかという問いに対して、答えを得ることはとても困難です。人間の知識では、限界に達したということです。この美しい地球星は今、人間の無知によって疲弊し、病に冒されています。海、陸地で多くの生命が失われています。このような時に傍観していられますか?
全ての宗教は、真の父母から祝福を受けて、神様の息子、娘として生きることを願っています。ですから(真の父母様と共に生きる)この道が、宗教の壁、人種の壁、あらゆる壁を越えることができる、最も正しい答えなのです。
今、世界が抱える難問を人間の力で解決する方法はありません。神様を知り、神様に侍らなければ、解決できないのです。神様に対しては、真の父母を通じて侍るしかありません。真の父母によって祝福結婚を受けなければ、真の子女の立場に立つことができないからです。
「人類一家族」という夢をどのように成就していけるでしょうか? 創造主、天の父母様(神様)と真の父母様を中心に迎えて侍ってこそ、全世界の国が、兄弟姉妹として夢を実現できます。
そのために私たちの祝福二世、三世、未来の希望、主役である青年たちが活発に、世界に出て行っています。
このような時に、世界を一つにすることができる「世界平和高速道路」を提唱しました。南米はチリのサンティアゴから、北米、アラスカを経てユーラシアに渡り、韓国に通じる世界平和高速道路を、一刻も早く、心を合わせて成就できるように、一緒に行きませんか!
「家族」は、お互いに疎通し合わなければいけません。遠く離れていては、その情を感じることができません。人類一家族の夢のため、疎通を早める平和高速道路が必要なのです!
南北米は真の父母、私と一つになり、世界と人類に希望を与え、その生命を守るために最も貴重な水と空気、酸素を供給するアマゾン地域を保存しなければいけません。
それで20年余り前から多くの準備をしてきました。私は「HJマグノリア財団」をつくり、南北米を、世界を抱いて生かし、食べさせる大陸にしていきたいのです。言葉だけではなく、実際に決心して、一つになって動けば可能です。
皆さん、そのようにしますか! 天が祝福したこの大陸が、天の前に責任を果たし、神様に侍った「神中南米」になることを祝願します。