「世界平和国会議員連合」IAPP 北米大陸創設大会
2016年11月30日午後 米国・ワシントンD.C.上院議員会館
「世界平和国会議員連合」IAPP 北米大陸創設大会
2016年11月30日午後 米国・ワシントンD.C.上院議員会館
真の世界平和へ神様に侍る運動を
米国・ワシントンD.C.で開催された「国際指導者会議(ILC)」(共催・UPF、ワシントン・タイムズ財団)の中で、2016年陽暦11月30日に上院議員会館で「『世界平和国会議員連合』北米大陸創設大会」が開催され、韓鶴子総裁(真のお母様)が基調講演をされました。
11 月30 日午後、米国の首都ワシントンの上院議員会館に真の父母様をお迎えして、北米大陸の「世界平和国会議員連合(IAPP)」創設大会が開催され、多数の上下両院議員をはじめ、世界56 ヵ国から駆け付けた現役国会議員70 人など、各界の指導者約500 人が参加しました。11 月28 日から12 月1日にかけてワシントン市内で開催された「国際指導者会議(ILC)2016」(主催・UPF、ワシントン・タイムズ財団)の一環として行われたもので、参加者からはIAPP の創設とその趣旨に賛同する声が相次ぎました。
IAPP は、領土紛争や宗教紛争、民族対立、環境破壊、気候変動、貧困と飢餓、人類の生存を脅かす核拡散など、世界平和の実現を妨げ人類の発展にとって大きな脅威となる問題に対し、世界各国の国会議員が国際的ネットワークを築き、共同で対処していくことを目指しています。今年2 月に韓国ソウルで開催されたILC で創設が決議され、7 月にネパールでアジア太平洋圏の創設大会が開かれたのを皮切りに、アフリカ、欧州、中南米、日本などで相次いで支部が創設。そのフィナーレとして各大陸の代表者をワシントンに集めて行われたのが、今回の大会
です。
ILC2016 は、「私たちの時代における深刻な危機の解決に向けて―政府、市民社会、信仰に基づく奉仕団体の役割」をテーマに、11 月28 日から4 日間にわたってワシントン市内のホテルで開催。米国内外の国会議員や宗教指導者、政策専門家、NGO関係者など300 人以上が参加し、信教の自由、結
婚と家庭、環境保護、言論の自由と責任、テロリズム、外交政策などの各分野でパネルディスカッションを行いました。
韓鶴子総裁メッセージ
■神様を家庭と国、世界にお迎えして侍る
私たちは世界で起きている悲惨な出来事を目撃しています。もはや人間の力では解決できない状況に置かれているのです。
私たちはどうすべきなのでしょうか。本来の宇宙の主人であられる神様(天の父母様)を、私たちの家庭と国、世界にお迎えし、侍る運動をしなければなりません。
創造主である神様は、天地万物を創造なさり、最後に人類の始祖となり得るアダムとエバを創造されました。そして、彼らに責任を下さったのです。それは神様の夢を成し遂げるためでした。
(彼らは)神様と絶対的に一つになって成長過程を通過し、祝福を受けなければなりませんでした。しかし、成長過程で欲心が生じ、自分を顧みるようになりました。結局、真の父母となるべき人類始祖は、堕落によって悪なる偽りの父母となり、人類を生み殖やしてきたのです。
全知全能であられる神様は創造目的を実現されなければなりません。そのために、寂しく、つらい摂理路程を導かざるを得ませんでした。そうしてイスラエル民族を選び、4000年の歳月を通して、独り子、イエス・キリストを送られたのです。
しかし、イエス様の周りの人たちが責任を果たせませんでした。イエス様の足場がなくなり、イエス様は十字架で亡くなられる状況の中で、「再び来る」と言い、「小羊の婚宴」をするというのです。それは、イエス様が真の父母の位置に行けなかったので、再臨主は必ず真の父母の位置に進まなければならないということです。
■再臨主の基盤となり、世界を抱く米国に
天は再臨主を送るため、多くの摂理を展開する中で、特別にこの国を選ばれました。
中世のキリスト教が腐敗していたため、何の束縛もなく神様に侍ることを願い、米大陸に移民として来た清教徒たちによって、米国という国が誕生しました。再臨主の基盤、環境圏をつくれる民族として、天はこの米国を立てて祝福されたのです。
天の祝福を受けた民族には責任が伴います。しかし、米国が建国200周年を迎えた時、どのような状況になっていたでしょうか。極度の個人主義、利己主義、家庭破綻、青少年問題、麻薬問題によって病んでいました。
その時、アジアの小さな国、韓国からレバレンド・ムーン(文鮮明先生)が米国を守るために来ました。この国を通して天が計画されている摂理を知っていたのです。「米国が病気になったので、私が医者として来た」「米国の家庭に火事が起きたので、私が消防士として来た」と言いながら義なる人々を覚醒していきました。
そして1976年、ワシントン・モニュメント広場に30万人が集う中、「米国が覚醒し、神様に侍る国にならなければならない。そうしてこそ、神様が祝福したこの国が責任を果たせる」と訴えました。「God Bless America」の趣旨のもとで大規模な大会を続け、(レバレンド・ムーンの訴えは)善良な家庭を築く米国の人々の琴線に触れたのです。
その結果、米国の青少年たちが復活しました。彼らは天の召命を前に、いかにして責任を果たすべきかを知ったのです。神様はこの国を、2000年前のローマ帝国のような巨大な力を持つ民主主義国家として成長させました。
それは、来られる再臨主、真の父母の基盤になり得る米国となり、世界を一つに抱くためです。神様の夢、「神様を中心とする一つの家族(世界)」を実現するため、(レバレンド・ムーンは)この米国で40年以上過ごしたのです。
■神様の夢、人類の願いをかなえる真の子女に
キリスト教文化圏の中から、(神を否定する)共産主義が現れ、共産主義(勢力)は世界の2/3 以上を占める勢いでした。米国の鼻の先にまで迫っていたのです。しかし米国は、その深刻さが分かりませんでした。
(1982年)当時、ワシントンの主要な新聞は「ワシントン・ポスト」しかありませんでした。民主主義と共産主義(の戦い)について深刻に思いを馳せる人がいなかったということです。その状況の中でレバレンド・ムーンは、「ワシントン・タイムズ」を創刊したのです。
そのためには途方もない経費がかかります。それでもワシントン・タイムズ社を設立し、特に保守陣営を教育したのです。米国が神様の摂理の中で生き残り、神様のみ旨を成し遂げる国となることを願い、そのようにしたのです。
しかし米国はレバレンド・ムーンをどのように扱いましたか。ワシントン・タイムズにかかった途方もない費用を考えれば、利子分の税金を払わなかったとの理由で、恩人を、ましてや救世主を、監獄に送るようなことができますか。
天が、堕落した人類を救うためには、救世主、メシヤ、真の父母が絶対に必要です。それで神様も、6000年という時間がかかったのです。
人間に責任を与えたので、人間の側から真の父母の位置に進み得る人が現れなければなりません。そうして神様の夢を成し遂げてさしあげるべきです。ですから堕落した人類には絶対にメシヤ、救世主、真の父母が必要です。(レバレンド・ムーンは)真の父母であるがゆえに、米国を赦し、生かしたのです。
きょう、(内外から)集った議員や指導者の皆様には重大な責任があります。新しい摂理時代において、神様は1人の責任者より、民を代表する仲保者である皆様を必要とされています。
真の父母に侍り、皆様の家庭、社会、国家、世界において、神様に侍る運動を展開しなければなりません。それが、今を生きる皆様が神様の前に、孝子、孝女、忠臣となる道です。
私たち皆が神様の真の子女になるべきだということです。そこに至るための正しい道を示してくださる方が、救世主であり、真の父母であることを肝に銘じてください。一つになって、神様の夢、人類の願いをかなえてさしあげる皆様になることを願います。
(略)